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2007年12月22日更新
Chapter-184 脳機能に関するふたつの最新研究
視覚からの最初の情報の受け入れを行い、さらに高度なフィードバック処理も行っている第一次視覚野において、「カタツムリのゆったりした歩み」や「鳥のすばやい羽ばたき」など、スピードが異なる動く映像に応じて機能する部位が、速い、遅いそれぞれ別の「コラム構造」と呼ばれるユニット構造を構成して存在していることが発見されました。
日常生活では、顔の動きの認識は非常に重要ですので、脳がどのように顔を認識しているのかについてこれまで多くの研究が行われてきました。今回紹介するのは、目のように見える点の動き運動そのものに対する反応に加えて、「目の動き」に対する特異的な活動が起こり、その際、顔の輪郭とパーツの情報が重要な役割を担っている可能性を見いだした研究です。 ●関連サイト |