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* ヴォイニッチの科学書
番組アイコン 科学技術コミュニケーター中西貴之とアシスタントBJが最新の科学情報をインターネット放送局「くりらじ」からけっこうわかりやすくお届けするネットラジオ科学情報番組です。
オフィシャルサイトhttp://obio.c-studio.net/science/
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 中西 貴之、BJ

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ヴォイニッチの科学書
2008年
11月08日更新
hapter-218 粘菌問題再び
 粘菌は単細胞ですが生育条件に恵まれると数十センチ、場合によると数メートルの膜状にまで成長します。しかも光などの外部の情報を感じ取って姿を劇的に変化させて動き回ることができます。粘菌細胞の中には細かく枝分かれした管状のネットワークが観察されます。この管の中を原形質つまり、タンパク質を含む細胞質が高速で大量に移動し、摂取した栄養分はこの管を通じて広大な細胞内に行き渡ります。この管は必要に応じて伸びる方向や太さを様々に変えることができます。管の形が変わると細胞の変形となって粘菌は移動します。粘菌には脳も神経系もありませんが、この移動は目的を持っており、粘菌にとって不適切な環境から逃れたり、エサの多い環境を求めて移動したりします。
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MP3(1部/4.01MB)
2008年
11月01日更新
Chapter-217 ノーベル物理学賞
 2008年のノーベル物理学賞は宇宙がなぜ現在のような物質や質量のある姿をしているのか、という根源的な部分を解明しようとする「対称性」という考え方に対する研究3件に贈られることが決まりました。3人の研究者はいずれも日本出身で米シカゴ大学の南部陽一郎名誉教授、日本学術振興会の小林誠理事、京都産業大学の益川敏英教授の三氏です。
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MP3(1部/4.32MB)
2008年
10月25日更新
Chapter-216 ノーベル生理学・医学賞
 2008年のノーベル生理学・医学賞はHIV・エイズウイルスを発見したパスツール研究所のフランソワーズ・バレシヌシ教授61歳と世界エイズ研究予防財団のリュック・モンタニエ博士76歳の二人と、子宮頸ガンを引き起こすHPV・ヒト・パピローマウイルスを発見したドイツ・ガン研究センターのハラルト・ツアハウゼン名誉教授72歳に授与されることが決まりました。HIVとHPVの研究に関連はありませんが、いずれも社会問題化した病気の予防や治療法開発への貢献という点は共通しており、今回の同時受賞となりました。
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MP3(1部/2.66MB)
2008年
10月11日更新
Chapter-215
サイエンスニュースフラッシュ2008年9月号
・唐戸市場(山口県下関市)の海辺からお送りします
・洗濯物が臭くなる理由がわかった
・細胞から立体的な臓器を作ることに成功した
・クマムシの生命力に関する新たな研究結果
・チングニア熱に注意
・世界初、海洋で親鰻を捕獲
・遺伝子が離婚を決めている
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MP3(1部/4.29MB)
2008年
09月27日更新
Chapter-214 地熱発電の可能性
 地球温暖化防止の観点と原油価格高騰により自然エネルギーが脚光を浴びています。風力発電や太陽光発電は各国が普及に力を入れていますが、地底から噴出する蒸気や熱水でタービンを回す「地熱発電」を普及させようという動きもあります。特に、日本は火山や温泉に恵まれていますので、地下からわき出すエネルギーは豊富です。資源小国・日本においては、これらの火山や温泉のエネルギーを活用することは非常に有効です。
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MP3(1部/2.68MB)
2008年
09月20日更新
Chapter-213 夜光雲/天の川銀河の構造
 通常、雲は高度10キロメートル程度に発生していますが、夜光雲はそれよりもはるかに高い高度80キロメートル、地球と宇宙の境界付近で発生する雲で、太陽の光を受けて青く輝く不思議な雲です。最初に夜光雲が発見されたのは1885年のことでした。それ以来、目撃例が相次いでいますが、近年になってやっと衛星による観測が始まったばかりで、いまだなぞが多い自然現象です。
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MP3(1部/2.89MB)
2008年
09月13日更新
Chapter-212 iPS細胞の応用
 受精卵は、そこから様々な臓器の細胞が作り出されますので万能細胞と呼ばれます。当然ながら、臓器の細胞は別の臓器の細胞に変化することはできませんし、受精卵に戻ることもできません。ところが、そのような臓器細胞も、科学的な操作によって受精卵に近い状態に初期化することができることがある時わかりました。そのようにして初期化した細胞がiPS細胞です。iPS細胞からは神経や肝臓など全身のあらゆる細胞を作り出すことが可能で、臓器移植などの再生医療への応用が期待されています。
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MP3(1部/3.64MB)
2008年
08月23日更新
Chapter-211
長期記憶形成のメカニズムがわかり始めた
 記憶はその保持される時間によって短期記憶と長期記憶の2種類があります。長期記憶復唱や既存の知識などと関連して記憶に組み込まれることによって長時間保持されると考えられています。ラットを使った最近の研究で、私たちが新たに体験したことを長期記憶に組み込む仕組みの一端が明らかになりました。脳は眠っている間にその日に起こった出来事を実際の時間経過の数倍の速さで「再生」し、長期記憶として固定していることが、実験から示唆されたというのです。
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MP3(1部/3.40MB)
2008年
08月09日更新
Chapter-210
サイエンスニュースフラッシュ2008年7月号
・二酸化炭素排出量削減における技術開発のロードマップ
・単語の切れ目に対応する脳活動の記録に成功
・系外惑星、ついに300個時代に突入
・北京オリンピックで携帯型音声翻訳システムの実証実験
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MP3(1部/3.72MB)
2008年
08月02日更新
Chapter-209 太陽電池飛行機
航空機は大量の化石燃料を使用するため、航空機メーカーや航空会社は環境保護の観点から寄り効率の良いエンジン、より軽量化された機体、より燃費の良い飛行方法の開発に余念がありません。一方で、究極のエコ飛行機として、化石燃料を一切使わない飛行機を考えている人たちがいます。その飛行機は太陽電池のみを動力源として飛行するプロペラ機で、しかも、有人世界一周飛行に挑戦しようという野心的なプロジェクトが進行中です。
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MP3(1部/3.13MB)
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