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* ヴォイニッチの書棚
番組アイコン  読みやすくて、知識が蓄えられる科学に関する書籍を厳選して紹介します。
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 樽町野久栄乃

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ヴォイニッチの書棚
2009年
03月26日更新
40冊目 「ありえない 生物進化論」
 アンブロケタスは約4800万年前に生息していた原始的なクジラです。すでに後ろ足は退化しつつありますが、ぎりぎりできちんとした足を持っていました。4本足でお腹を地面から浮かせて歩く、カバの皮をかぶったワニのような姿で、陸上にも上がることができたようですので、今のクジラとは全く異なる印象の陸上生物です。
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MP3(1部/7.97MB)
2009年
03月12日更新
39冊目 「元素周期 萌えて覚える化学の基本」
 周期表は1869年、ロシアの化学者ドミトリ・メンデレーエフによって提案された、元素を性質の似たもの順に並べた表です。メンデレーエフは当時発見されていた数十種類の元素について、それぞれの重さと、それらがどのような酸化反応をするかを手がかりに周期表を作成しました。当時は電子や軌道という概念がほとんどありませんでしたが、メンデレーエフは化学的データから、元素を順番に並べると似たような性質の元素が規則的に現れることを経験的法則として発見したとされています。
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MP3(1部/7.93MB)
2009年
02月26日更新
38冊目 「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」
二見書房  デビッド・アレン著 田口元監訳
 昔と違い、現在の仕事には、はっきりとした終わりが無くなりました。仕事の終わりが曖昧になり、達成までのプロセスが複雑になってしまった結果、より多くの人が、よりたくさんの仕事を抱えるようになっています。
何かスッキリしないストレスを抱え、そのため集中できないという悪循環に陥らないために、自分の人生の主導権を取り戻し知的労働をクリエイティブにこなす。そのヒントがGTDなのです。
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MP3(1部/8.40MB)
2009年
02月12日更新
37冊目 「ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた驚きの宇宙 銀河」
 ハッブル宇宙望遠鏡はNASAが1990年にスペースシャトルで宇宙空間に運び上げた口径2.4メートルの反射式望遠鏡を搭載した全長13.1メートル、重さ11トンもある巨大な人工衛星です。ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した天体写真は非常にすばらしく、専門家の研究用としてばかりでなく、芸術作品として一般の鑑賞にも堪えられるものです。
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MP3(1部/7.88MB)
2009年
01月29日更新
36冊目「アストロバイオロジー」
岩波科学ライブラリー 小林憲正(けんせい)著
 わずか15年前までは太陽系以外に惑星の存在する星があるのかどうかさえわかっておらず、地球とその生命は宇宙に唯一のものである可能性が語られていました。ところが、観測技術の進展に伴い次々に太陽系外惑星系が発見され、太陽以外の恒星も惑星を持っていることは常識として考えられるようになりました。そのような地球外の天体に生命は存在するのでしょうか、この遠大な謎に挑む学問がアストロバイオロジーです。
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MP3(1部/9.54MB)
2009年
01月15日更新
35冊目「巨大高層建築の謎」
ソフトバンククリエイティブ 高橋俊介著
 アルキメデスの原理をご存じでしょうか。「流体中にある物体の受ける浮力の大きさは、その物体が押しのけた流体の重さに等しい」というアルキメデスの原理は水だけでなく土にも当てはまるのです。つまり、地下空間を持ったビルを建設することは船を海に浮かべるのと同じことなのです。知ってましたか?
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MP3(1部/8.08MB)
2009年
01月01日更新
34冊目「からだビックリ!薬はこうしてやっと効く ―苦労多きからだの中の薬物動態―」
技術評論社 中西貴之著
 あたりまえですが、薬は服用すれば効きます。しかし、この“あたりまえ”は、実はあたりまえではありません。薬は体にとっては異物である以上、体はあらゆる手を使って薬を排除しようとします。そうした体の防御をすりぬけて患部に到達しない限り、薬は効かないのです。本書では、薬が体内防御をどのようにすり抜けていくのかを、掘り下げていきます。あの手この手を使って薬が体内を旅していく模様は、あたかも艱難辛苦を乗り越え目的地にたどりつく、三蔵法師のような辛い辛い旅なのです。
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MP3(1部/9.16MB)
2008年
12月18日更新
33冊目「アキレスとカメ」
講談社 文章:吉永良正 絵:大高郁子
 アキレスとカメのパラドックスは「ゼノンのパラドックス」と呼ばれています。ゼノンとは、紀元前490年頃から紀元前430年頃の、古代ギリシアの自然哲学者の名前です。ただ、ゼノンという名前は日本で言えば、太郎さんや花子さんに相当するありふれた名前ですので、アキレスとカメのゼノンのことを特に「エレアのゼノン」と呼びます。
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MP3(1部/7.99MB)
2008年
12月04日更新
32冊目「原子力ルネサンス」
技術評論社 知りたいサイエンスシリーズ 矢沢潔著
 1950年代から60年代にかけて、人類の文明の未来は原子力で華々しく発展すると考えられていました。鉄腕アトムの連載が始まったのが1952年。原作の公式設定においてアトムが登場したのは、2003年のことでした。核分裂からエネルギーを商業的に取り出すことにやっと成功した時代、50年後にはあらゆる物が原子力エネルギー、しかも現在の発電所で使用されている核分裂ではなく、太陽のエネルギー源と同じ核融合エネルギーを源にして動いている世界を思い描いていたのです。アトムはマンガの世界だけの存在ですが、同じ時代、アメリカではすでに原子力を動力源として潜水艦、航空母艦、巡洋艦などが実用化されていました。
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MP3(1部/7.71MB)
2008年
11月20日更新
31冊目 「化学物質はなぜ嫌われるのか」
技術評論社 知りたいサイエンスシリーズ 佐藤健太郎
中国産の餃子で確認されたような、健康に悪影響を及ぼすほどの農薬混入は、確かに大問題ですが、日本人はこの問題にあまりに敏感になりすぎています。たとえば、メラミンのような、本来食品に使われるはずのない、安全性の基準がよくわかっていない物質の混入は、問題かもしれません。けれど、科学者によって安全性が確認され、食品に使うことが許されている物質でさえ、わずかに混入していただけで大騒ぎになってしまうのは、過剰反応ではないでしょうか?
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